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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

「相談センター」が、遠い…

 先週の金曜日に定例会が終了しました。最終日は、決算と特別養護老人ホーム等の民営化に伴う条例改正について賛否の討論と採決がありました。後者については会派の中で意見は必ずしもぴったりとは一致しいなかったのですが、以前、このブログでも触れたような点を踏まえ、容認することにしました。一方の決算は、私たちの会派のほか、共産党、生活者ネット、緑と自治、オンブズマン練馬の各会派が一般会計、介護、国保、後期医療の各特別会計の認定に反対、それ以外の会派は全会計を認定ということになりました(決算は、賛否ではなく「認定」という意思表示になります)。長かった定例会は、これで終了です。

 定例会中も、いろんな声が届きます。また、さまざまな相談も頂きます。そんな相談のなかに、長患いの入院から退院してきて在宅での生活を立て直そうとしている方からのものがありました。退院したものの病は根治しておらず、在宅でも医療面でのケアが大きな課題なのですが、それとは別に、住宅の改修や生活援助など介護保険のサービスが必要なケースです。ご高齢の方ばかりのご家族なので、私が代りに認定の相談をと思ったのですが、はて、どこに行ったものか…??
 高齢者相談センター(地域包括支援センター支所)がとりあえずの窓口だとは知っていました。ところが、どこのセンターに行けばよいのか…お住まいは東大泉5丁目。大泉学園の駅の南側です。駅まで行けば、ゆめりあの福祉事務所に「大泉支所」がある。いちばん近いし、身近だし、よく知っているし…普通はそう思います。事実、ご家族は一度はそこを訪ねたようです。ところが、管轄が違う、と言われたらしい…。さて、私はどこへ? とりあえずうろ覚えの記憶で大泉特別養護老人ホームを訪ねました。でも、ここには、今はセンターはありません。そう、「移転」したのでした。結局、ゆめりあにある「本所」に行く羽目に。そこに行ってやっとわかりました、東大泉5丁目を管轄しているのは、「大泉学園支所」でした。

  ➠高齢者相談支援センター支所の管轄区域はこちらから。

 しかし…しかし、です。この大泉学園支所は学園町の2丁目。東大泉5丁目からだと、線路を渡って、さらに1㎞以上も行かなければなりません。本人が病で伏せっている、同じく高齢の家族がやっとのことで近くの支所を訪ねる、そしたら管轄が違うと言われる、管轄はと言えばさらに1㎞以上も離れている…これって、なんなのでしょうね? もう1㎞歩いてくださいと誰か平気で言えるとしたら、その人は高齢者福祉のなんたるかがわかっていない人ですね…。
 もとはと言えば、管轄の決め方がでたらめなのです。高齢者や家族の便宜ではなく、役所の都合や形式的な人口割りを優先して無理やり管轄を組み替え、「近くの支所は管轄外」「管轄する支所は行ったこともない遠い場所」などということがあちこちで起こってしまっているのです。ひどい話です。こんな管轄に誰がした!?と、あらためて腹が立ちます。
 幸い、本所の方で話を引き取って下さり、その後の対応はていねいにやってくださっているようですが、また一つ、宿題が出来ました。

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