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選挙

 ぼ~っとしていたら、あっという間にお盆の休みが終わってしまいました。今年はどこへも行かず、あれやこれやの残務整理。ま、仕方ない…
 あす18日、いよいよ衆議院議員選挙の公示です。ほとんど任期満了の選挙、したがって4年ぶりです。前回の選挙から、私たちの与り知らないところで4代の内閣が生まれました。やっと、主権者として意思表示ができる…現政権に対してだけでなく、またこの4年間の4代の内閣に対してだけでもなく、ちょうど10年間続いてきた政治の枠組みに対して。
 10年前、1999年の小渕内閣以来、日本の政権は自民党と公明党の連立を骨格として維持されてきました。この「自公連立」のもとで、小泉「改革」の嵐が吹き荒れ、日本の社会と人々の暮らしは本当にすっかり疲弊し、すさんでしまいました。振り返れば、この10年間、医療や介護の改悪に何度こぶしを上げ、何度跳ね返されたことか。教育基本法にしろ「靖国」問題にしろ、日本の政治の針路がどれほど移動させられてしまったか。投機を弄び、営利をほめそやす風潮に、何度、苦々しい思いをさせられたことか。そして、税制や雇用をはじめとして、庶民の生活をいたぶりむしり取るかの動きに、どれほど苛立たせられたことか。
 ささやかな地方政治の土俵の上ではあれ、政治の転換を強く願ってきた10年間でした。決算が必要です。少なくとも、この10年間の決算が。総括もけじめもなく、「日本を守る、責任力」だとか「生活を守り抜く」などと言ってほしくない。
 選挙権は、主権者としての国民が自らの意思を表示するかけがえのない機会です。いや、意思表示だけでなく、何かを変えることができるかもしれない。新しい道がどちらへ向かうのか、そこから何が生まれるのか、見えないものもあいまいなものもたくさんあります。しかし、新しい一歩を踏み出すことでこそ始まる世界がある。そんな期待も込めて、この選挙にしっかり参加しようと思います。

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