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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

区長選での「政策」から ~①青年会議所討論会(その1)~

 区長選に立候補するにあたって、主な政策をリーフレットで公表しました。その内容は私の公式ホームページ(➡こちら)に掲載してありますが、これとは別に、お尋ねに応える形で政策や考え方を明らかにしたものがいくつかあります。選挙の振り返りの一つとして、ご報告をしておきたいと思います。
 まずは、選挙告示前の9日、青年会議所主催で区長選立候補予定者の公開討論会の折、事前に各予定候補者に出されていた質問に対する回答です。回答は参加者に配布されました。ちょっと長いので3回に分けて紹介します。かなり具体的な点にも踏み込んでお答えしています。落選してしまいましたので、区長の政策としては日の目を見ることはなくなりましたが、ここで書いたことを含め、区長選の中でおおやけにした考え方はしっかりと踏まえながら、これからも区政に関わっていくつもりです。

Q.練馬区の現状において、行政についての課題と認識されている事をお聞かせ下さい。またその課題の解決策をお聞かせ下さい。
●違法な「仮設」建築問題などに見られるように、区のコンプライアンス(法令順守)の基本が崩れています。
●急激な委託化の進展、人員削減の中で、職員の中から公務に携わる者としての意欲や目的意識が見失われつつあるように見受けられます。「創意豊かで市民感覚にあふれた公務員」を育てます。
●出張所を自治と協働の拠点として再活性化するなど、地域に入り、身近な区政を作ります。
●非正規職員の待遇改善と職務・身分の見直し、若い世代への門戸開放、女性職員の積極的な登用などに努めます。
●指定管理制度を含む「委託化・民営化」については、サービスの質、雇用管理、契約や個人情報保護のあり方など幅広い視点から検証し、今後のあり方を見直します。

Q.練馬区の現状において、教育についての課題と認識されている事をお聞かせ下さい。またその課題の解決策をお聞かせ下さい。
●教育の自立性、自主性を大切にし、特に現場の教師たちの創意あふれる取り組みを促します。
●配当予算を始め、学校の教育環境の維持・保全に充てる経費が削減されてきている現状を改め、施設の長寿命化のためにも適切な改修・改善を図ります。
●事務・用務・調理等の委託化・非常勤化を見直し、学校に必要な人を配置し、教師の負担を軽減するとともに、子どもの安全・安心さらには防災拠点等の役割をしっかり支えていきます。
●障害のあるお子さんもともに学ぶことを原則に、一人一人に応じた柔軟な支援を組みます。
●子どもの権利を守る第三者機関の設置を検討します。
●全ての学校図書館に非常勤の司書職員を配置するとともに、光が丘図書館を中央図書館として位置づけ、図書館事業の一体的な連携と推進を図ります。
●135号線の整備方針を撤回し、大泉第二中学の教育環境を守ります。

Q.練馬区の現状において、福祉についての課題と認識されている事をお聞かせ下さい。またその課題の解決策をお聞かせ下さい。
●保育所・学童クラブの待機児を解消します。認証保育所などの認可外保育施設における保育と費用負担の状況を検証し、改善を図ります。
●直営の地域包括支援センターを中核として、質の高い高齢者支援の体制を築きます。特別養護老人ホーム待機者の生活状況をていねいに把握し、施設、ケア付きの住居、在宅介護など多様な選択肢を提供しながら暮らしを支えます。介護施設等の負担のあり方を検証し、所得によって生じる“介護格差”をなくしていきます。
●障害者の社会参加や就労を広く促します。差別解消法などの趣旨を踏まえ、ハンディを感じさせない理解と配慮を地域に広げます。重い障害があっても、地域で自立して暮らしていけるよう、ケアハウス等の住まいを整備し、日中活動の場を充実させます。
●新規の病床確保がなかなか難しい状況を踏まえ、在宅医療の底上げ、現有病床の活用、医療・介護・保健の連携の充実に力を入れます。
●生活保護なども含め、「生きづらさ」を感じている区民に寄り添い、支えとなれる区政を目指します。

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