「言葉」を感じる

 昨日19日、<この本 おもしろい! パート2>と題した講座に参加しました。講師は小松崎進さん、「この本だいすきの会」の代表をしている方です。
 主催は、学校図書館開放指導員の会の皆さん。区立小学校の中には図書館を地域に開放している学校が結構あり、そうした学校図書館開放事業を支えてきたのが「開放指導員」。今は「学校応援団」が各学校で作られ、学校図書館の開放事業もこの学校応援団の事業として再編されつつありますが、歴史的にも、また指導員の皆さんの思いとしても、なかなか奥行きのある事業です。
 それにしても、1925年生まれという小松崎さんの張りのある、また情の豊かな“読み聞かせ”には、思わず引き込まれます。日ごろは子どもたちを相手に“読み聞かせ”をする側に立っているであろう、私以外はすべて女性という参加者の皆さんが、食い入るように小松崎さんが掲げる絵本に見入り、一言も聞きもらすまいと耳をそばだてています。本を読むということの意味は、「感性的」な認識を育て研ぎ澄ますことにある。人間を、社会を、ロジックとしてでなく感性を通してつかみ取るために、本を読み、読んで聞かせることは大切なんだ。そういう小松崎さんのメッセージが無理なく入ってくる、そんな時間を過ごさせてもらいました。
 考えてみれば、議員というのは聞き語ることを生業としているような存在ですが、でも、楽しく聞き語ること、聞き語るなかで感じることはトンと少なくなってしまったなぁ、とつくづく実感させられてしまいました。それにしても、紹介し朗読された絵本の、何とも魅力的なこと。かつて、わが子に毎日のように本を読んで聞かせた経験を思い起こしながら、自分で読むつもり? 成人した息子たちにプレゼント? とにかく本の名前をしっかりとチェックして帰ってきました。ちなみに、写真は小松崎さんが最後に読んで下さった『ぼくがラーメンたべてるとき』。ラーメンが風に…。絵本の力が伝わる1冊です。

|2010-10-20T09:02:00+09:002010年10月20日|コメントはありません

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