砂漠に蘇る｢農｣と｢いのち｣　～中村哲医師講演会、お待ちしています～

　(ペシャワール会Hp 「中村医師からの報告」)

---

中村哲さんの講演会が近づいてきました。市民の声ねりまとしては、2003年以来、6回目。きびしい自然に加え、いまだやまぬ戦乱の下、中村医師とペシャワール会の努力は確実に歩みを刻んできました。灌漑事業の柱となったマルワリード用水路が完成し、用水路の到達点・ガンベリ砂漠には緑が広がり、小麦、イネ、果実、サトウキビなど、豊かな実りが戻ってきています。そして、豊かな実りとともに、平和の確かな足音も。
(写真:広がる黄金の稲穂　ペシャワール会Hpより許可を得て転載)

クナールの大河はしばしば暴れ、人の営みは簡単に打ち砕かれ、行きつ戻りつ前進と後退を繰り返しながらの歩みとはいえ、そこにはしっかりと大地を踏みしめながら、現地の人々とともに切り拓いてきた確かな道が続いています。

今年の講演会では、中村医師とペシャワール会30年の到達点を振り返ってみたいと思います。それはまた、日本と日本人が世界とどう向き合っていくかを深く考える良い機会となると信じます。

余席がだんだん減ってきました。早めのお申し込みをお待ちしています。