石神井公園駅南口の西側の街区をエリアとして「市街地再開発」計画の検討が進められてきたことは、このブログでも何度か触れてきました。都市計画道路補助232号線を駅南口から富士街道まで延ばす事業と一体となった動きです。この再開発事業について、大きな動きがありました。
1月31日の区議会環境まちづくり委員会で、区は「石神井公園駅南口西地区市街地再開発事業の検討状況について」という資料を提出し、報告を行いました。この報告の中で、再開発計画が「概ねまとまった」として、区と準備組合の共催で「検討状況報告会」を開催すると表明したのです。資料の中には、再開発に関する図面も添えられています(下)。区が調整し、区の責任で出された資料です。
これまで区は、この再開発計画については準備組合が内々に検討している段階であり、区としてその内容について同意したり決定したものではないという説明を繰り返してきました。予定された街区の地権者の中に準備組合への不同意・不参加を強く主張する方が複数いらっしゃることなど、再開発に向けた合意状況が整っていないこともあって、少なくとも公けには、準備組合に調整の努力を促し見守るというスタンスだったのです。
しかし、今回の議会報告は違います。準備組合ではなく、区として、一定の案を提示し、それをもとに「報告会」を開催し、計画案の取りまとめに動こうとしているのです。明らかに、「石神井公園駅南口西地区市街地再開発事業」を巡る動きは、新しいフェイズ(局面)に入ろうとしています。
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