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8割超が「非常勤」の館も ~指定管理下の練馬区立図書館~

指定管理に移されて、現場はずいぶんと変わりました。たとえば、非正規雇用の広がりです。すでに指定管理が導入されている8館の、職員数と常勤・非常勤の内訳をまとめたのが下の表です。(教育委員会提供)

非常勤に大きく依存した館がいくつかあるのがわかります。A館などは全職員の8割以上が非常勤です。非常勤である以上、雇用の安定性・継続性に大きな制約があることは明らかです。こんなに非常勤ばかりでどんな館運営をしているのか、人材の確保・育成にどんな配慮がなされているのか、気になります。
常勤の中に雇用期間の定めのある職員がどのくらい含まれているか、区は明らかにしていません。いわゆる「契約社員」のように雇用期間の定めがあれば、常勤=フルタイムの就労であっても非正規雇用ということになります。一時期、「契約社員」が大きく広がったことを考えても、このあたりの調査もしっかりやってもらいたいところですが、いずれにしても、これだけ非常勤に依存した状況を放置してよいとはとても思えません。

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