開四小前は歩道・信号はなし!? ~放射36号線~ 

会派で放射36号線予定地の視察をした際に、もっとも気になったのは開進第四小学校のことでした。

40m道路で、地域が割れる ~放射36号線整備予定地の視察~

都市計画道路網図から、開四小と放射36号線が接するところを取り出してみると、上の図のような感じになります。左から右下に走る太い線が道路の都市計画区域を示すものです。幅員は40m。開四小の正門から道路予定地までは、たぶん20mあるかないかの距離です。環境影響評価(アセスメント)の際に推計された計画交通量は1日4万台を超えています。川越街道や環七、環八並みの幹線道路が学校のすぐ間近を横切っていく。騒音や排気ガスなどの環境面の影響が大いに懸念されるところですが、加えて大変深刻だと思われるのが、この36号線による地域の分断の問題です。

施行者である東京都の第四建設事務所の主催で、この間、「放射第 35・36 号線歩道の整備等に関する検討会」 が開催されてきました。40m幅員の道路にどんな形で歩道などを整備するかということとあわせ、この道路を横断する歩道の整備をどうするかということが、この検討会の大きな課題でした。何しろ幅員40m。4車線です。万を超える車が走ることを考え合わせても、信号機のある横断歩道がなければ、この道路を横断することは不可能です。道路を挟む南北の動線を確保するために、どこに信号を付けるのか、付けられるのか。動線が確保できなければ、地域の分断感は一気に強まります。

検討会は、3月に歩道の整備計画案を取りまとめました。開四小周辺の整備計画案はこうなっています。

おわかりでしょうか。この図面の範囲で、信号・横断歩道は2か所。「区境通り」と書かれた通りと、あとは図の右端の交差点です。この間、ちょうど開四小を挟む300m以上の区間には信号がありません。つまり、道路の横断が出来ません。この区間だけでも、現在は繋がっている4本の生活道路の動線が切れることになります。

学校の前に歩道がない。子どもたちにとっても、地域の方にとっても、これはとても大きな問題のはずです。検討会でも、学校への動線をどう確保するか様々に議論はあったようですが、結局、都が示した案では「横断歩道橋」の設置を検討するということになりました。横断歩道ではなく鋪道「橋」です。

歩道橋は、まさにバリアフル、つまりバリアだらけの交通手段です。視察の際の説明では、この歩道橋にはエレベータの附置は考えていないとのことでした。体が不自由な方、車イス、ベビーカー、さらには自転車も学校前では道路を渡れないことになります。歩道橋の位置にもよりますが、少なくとも100m以上も東西に離れた場所にある信号機まで行かないと、学校に行けません。これは、ちょっとひどい。視察の時の説明では、地形がかなり強い傾斜をしているために道路の上下線の間に段差が必要で、そのため、歩道が設置できないということでしたが、しかし、だから歩道橋でよいということになるのでしょうか。

検討会には、町会や学校の関係者も出ておられたようですが、地域の生活に及ぼす影響がたいへん大きな問題です。地域の皆さんの声を、直接に聞いてみたい。そう強く感じています。

|2018-06-09T17:04:59+00:002018年6月9日|コメント(1)

コメントがあります

  1. 開四パパ 2018年10月18日 at 08:59 - 返信

    羽沢二丁目に住み、開四小に2人の子供を通わせている親です。大きな道が作られる事で色々な、皺寄せが生じるかと思いますが、最もケアしなければならないのは、未来ある小さき人達であるべきかと思います。傾斜があるなら、造成し、横断歩道作ればいいじゃないですか。検討会でどこまで踏み込んで議論されたのか、気になります。

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