地域の中の「観光案内」とは? ~石神井観光案内所~

石神井公園駅の中央改札を出て右手に行くと、「石神井観光案内所」があります。なかなか気が付かないかも…少し引っ込んだ場所にあり駅にも案内らしい案内はありません。この観光案内所のことを、予算の質疑で取り上げました。

石神井観光案内所は、区が西武鉄道から場所を借り、施設を整え、日々の運営は区との協定に基づいて産業振興公社が行うという形を取っています。オープンは2017年3月。質疑でも確認していますが、区は年間で2,000万円近くの税金を投入しています。それに見合った機能や役割を果たしているか?
石神井公園駅周辺は、緑豊かな石神井公園を核に、公園やふるさと文化館などの文化施設、スポーツ施設などが数多く集積し、照姫祭りなどのイベントに限らず、さまざまな地域活動が繰り広げられています。訪ね、歩き、学び、遊ぶ魅力的なリソース(資源)には事欠きません。わゆる「観光地」ではない、練馬区民や近隣の人たちに愛される地域性の高い身近な自然・文化・交流拠点として、石神井公園周辺には大きな可能性があります。
そんな文脈で見直したとき、駅施設の一部に設けられた「観光案内所」がどのような役割、機能を果たしていくかはとても大切な区政の課題です。質疑では、駅構内に案内所の表示を出すことについて西武鉄道と協議を進めていること、案内所を「地域に密着した情報発信」の場とすることか重要といった答弁がありました。以下、質疑の記録です。ご覧ください。(未定稿です)

○池尻成二委員 119ページの石神井観光案内所。先はどの質疑の続きから少しさせていただければと思います。
 案内所は、区との協定に基づいて産業振興公社が運営をしていると、先ほどのやりとりでもありましたが、物品販売の委託ということで、一定の収入があるのですけれども、実際には運営に係る経費の大半は、区からの補助金でカバーしていらっしゃるということのようです。
 まず、区の支出がどのくらいになるのか、年度単位で教えていただければと思います。

○商工観光課長 石神井観光案内所の運営経費について。
 まず、運営経費としましては、賃料、また、光熱費といたしまして、年間約440万円、区の方から計上してございます。
 また、運営している産業振興公社の運営経費としまして、年間約1,300万円ほどの経費となっております。
○池尻成二委員 産業振興公社への補助金という形でI,300万円ほど、それから賃料として、400万円ほどで、両方を合わせると、2,000万円弱の公費を入れながら、この案内所が運営をされている。こういうフレームだという理解をいたします。
 先ほど数字かありましたが、来場者数が、今年度10か月で大体、5万人ということで、1日当たりだと160人から170人でしょうか。初年度でもありますし、こういうものかと思いますけれども、多額の公費を入れていることもありますから、事業の効率的、効果的な運営ということについては、鋭意努力していく必要があるだろう。この点については、区としても十分に認識をしていらっしゃると思います。
 そういう点で、いくつか課題があると思っているので、お聞きしたいのです。
 一つは、何といっても目立たない。ロケーションが大変、引っ込んでいるということもあるのですが、石神井観光案内所を表示する掲示がほとんどない。とりわけ、駅の構内に全くないのではと思います。
 ここはぜひ、西武鉄道にもご協力いただいて、石神井観光案内所そのものの告知をするような掲示についても、ぜひ、具体化していただきたいと思います。このあたりはいかがでしょうか。
○商工観光課長 石神井観光案内所につきましては、区のPR拠点としまして、さまざまな発信の場として設置をしてございます。石神井公園駅直近という立地を生かしまして、多くの人に利用していただくことが肝要であると考えております。
 石神井公園駅の商業施設全体には、開発した西武グループとの協議によりまして、看板等の設置に一定の制約がありますが、現在、西武グループと駅構内を含めて、施設や案内表示の活用について、具体的に協議を進めてございます。
○池尻成二委員 私、石神井公園駅をよく使いますので、ぜひ、努力していただきたいと思います。
 もう一点は、先日も行ってみて、品ぞろえ、パンフレット類のご用意等々も見せていただいて、働いていらっしゃる方にもお話を聞いたのですけれども、ずいぶんと工夫をなさっているし、丁寧なレイアウトにも意を尽くしていらっしゃると思います。
 あえていえば、もう一歩、地域と密着した石神井観光案内所の展開というか、そういう努力もしていただけるといいかと感じました。
 特に、地域の商店街や、あるいは、公共施設との連携、協力、意見を聞きながら一緒に企画をしたり、マネジメントをしたりと、石神井観光案内所が地域の街づくりや地域興しの拠点の一つとなるくらいのつもりで、今後を充実していけば、とってもいいロケーションでもありますし、いいものになるかと思います。
 そのあたりについての認識をお聞かせください。
○商工観光課長 いわゆる観光地ではない練馬区におきまして、利用者にとって利便性があり、また、魅力的な観光案内所とするには、地域に密着した情報発信が重要なことであると考えております。
 既に、重点的に取り組んでおりますけれども、石神井観光案内所の職員が、近隣商店街や文化施設を周りまして、地域の皆様とさまざまな話しをさせていただき、情報を集めて積極的な発信をする。
 現在では、地域の方が作られた観光マップですとか、近隣商店街のイベント情報、ボランティア団体による観光ツアーの紹介など、多岐にわたる情報発信を行える状況になっております。また、季節に応じた商品展示、地域のお祭りに合わせたPR、文化施設の企画に合わせた関連図書の紹介などにも取り組んでございます。さまざまな工夫により、今後も、情報発信に取り組むことが必要であると認識しています。
 一方で、観光案内所の場所の制約などもありまして、非常に狭いという制約でございます。相談機能の充実などには、限界がございます。運営主体であります産業振興公社と、例えば、練馬観光センターの相談機能の強化なども含めまして対応を協議してまいります。
○池尻成二委員 ありがとうございます。石神井公園周辺は、練馬区の中でも大変、豊かなリソースをもった地域であるだろうと思います。そういうことも含めていい形で、この案内所が充実していけばと思います。
 一つ、これは感想を含めてですが、観光案内所という名前が少し平凡かと思ったりします。そういうことも含めて工夫いただければと感想で申し上げておきます。
| 2018-03-27T21:15:45+00:00 2018年3月13日|コメント(0)

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