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関越道「高架下」の施設を訪ねて

関越自動車道「高架下」の占用許可を得て、練馬区が整備を進めてきた高齢者センター(「はつらつセンター」)とリサイクルセンターが4月20日に開所しました。先日、同僚の岩瀬議員と施設を訪ねました。

新しい施設です。当然、きれいですし、目新しいアイデアもあります。しかし、いかんせん、やっぱり「高架下」です。
「高架下」ですから、当然ながら、施設には直接、光が入らないし、全体にうす暗い感じは避けられません。道路沿いに設けられた敷地内の空地(プロムナード?)にはたくさんの街灯が立てられましたが、そうせざるを得ないところがあるのでしょう。
「高架下」ですから、クレーンを立てて工事するわけにもいかず、重機の仕様も思うに任せなかったのかもしれません。そもそも、たくさんの橋脚を避けながらの建物です。色々と工夫もしたのでしょうし、かかった工事費はこの二つの施設を中心とした区画の部分だけで15億円を超えていますから、大変な金額ですが、しかし、建物の基本構造は四角の箱を並べただけ。耐震性等々はしっかり考慮されているとしても、表面的な印象はプレハブを想起させるところがあります。
そして、「高架下」ですから、1階建ての建物しか入りません。床面積をしっかりと取るために、文字通りウナギの寝床のような細長い建物になってしまいました。二つの施設はこんな感じです。(練馬区資料より)

上がはつらつセンター(高齢者センター)、下がリサイクルセンター。この平面図だけでは実感がわきづらいですが、建物の端から端までの距離ははつらつセンターが74m、リサイクルセンターは何と125mもあるのです。とにかく長い。こんな横長の施設が、使い勝手がよいとはとても言えません。
しかも、もう一つ。「高架下」なので、当然、施設の両側は側道が走っています。側道といっても、目白通りの抜け道のようになっていて、けっこうな交通量です。二つのセンターとも、この側道を渡らないと施設に入れないため、安全管理が繰り返し議論になっていました。しかし、結局、側道には新たな横断歩道の設置はなし。もちろん、信号の設置もなし。二つのセンターの正面玄関は、“ウナギの寝床”の真ん中あたりにあるのですが、その正面玄関の前には歩道がありません。う~む、これでいいんだろうか…。 (続く)

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