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関越道「高架下」の施設を訪ねて(続き)

関越「高架下」施設訪問の続きです。

私たちが施設を視察したのは1日です。この日はまだ、開館当初ということでシルバー人材センターの方が交通誘導や安全管理に立ってくれていましたが、連休までだとのことでした。来館者の安全管理は、大きな宿題だと痛感しました。
少し、写真で紹介します。
まず、こんな感じの“箱”が並んでいます。Aと書かれているのは、はつらつセンターの建屋です。これは、敷地内に設けられた利用者の通行用の空間、プロムナードです。高架の下にずらっと並んでいるのは、街路灯です。
最後に、こちらの写真ははつらつセンターの東端近くから、西側・学園通りの方を見通したものです。この区間に、一つも横断歩道がありません。
施設のハード面に限定してみても、「高架下」の課題と限界がどうしても見えてきます。しかも、この施設の整備にあたっては、そもそも「高架下」はどうあるべきかという基本的なところから、沿線住民を中心に強い異論、批判が繰り返し出されてきました。結局、施設開設を迎えてなお、住民合意は極めて不十分なままであり、占用許可処分の取り消しを求める裁判が今も続いている状況です。あらためて、「高架下」活用はこれでよかったのかという思いを禁じえません。
施設のソフト面、つまり実際の施設運営は、はつらつセンターは社会福祉事業団、リサイクルセンターはアクティオ・練馬共同事業体に任されています。それぞれの施設の管理者ともお目にかかりました。せめて、施設が背負っている制約と課題をしっかりふまえ、地域の理解と評価を得るための努力を重ねてもらえればと思います。

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