2日、『貧しさと不安の中で ~若い世代の仕事と暮らしを考える~』を開催しました。雨交じり、寒い日でしたが、参加者は60人に達し、「若者」に向けられた強い関心を実感させられました。
鈴木晶子さんのお話はとてもよく整理され、支援者の研修会でも十分に通用する質を持ちながら、現場そして当事者への熱い共感が伝わるもので、司会として横でお聞きしていて感心してしまいました。会場からの発言もとても活発で、真剣。若い参加者からは「ずっと非常勤で働いています。どうしたら正社員になれるんでしょうか?」という切実な、まっすぐの問いかけも。
鈴木さんは、「貧困の連鎖」が続いてきただけでなく、今まさに新しい「連鎖」が始まりつつあると強調していました。就労環境自体の改善、そして就労につなげるための多様で粘り強いサポート…いずれの側面からも課題が山積しています。何より若い世代にとって役所、政治がとても縁遠いことが腹立たしくてなりません。そうした意味では、支援にもっとも必要な「発見」のための努力が行政に足りないという話はとても説得力のあるものでした。
テレビ報道を見て急に思い立ち動き出して実現した企画。かなり無理をしましたが、しかしやってよかったと思っています。議員として、区政にかかわるものとして、たくさんの宿題とヒントももらいました。鈴木さん、参加された皆さん、ありがとうございました!!
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