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町はどう変わるのか? ~外環・大泉ジャンクション周辺地域~

今や広大な更地となった、外環道の大泉ジャンクション予定地。この場所に、何が、どんな形でできていくのか。あらためて整理をしてみます。

赤い線で囲まれたエリアが「道路区域」。この範囲に、道路や環境施設帯などが整備されます。黄色は、高速道路のランプ(連結路)。ランプは大きくは4本、この図の上から外環北行→関越下りランプ、外環北行→目白通りランプ、目白通り→外環南行ランプ、関越上り→外環南行ランプになります。関越と外環をつなぐジャンクションの二つのランプは、いずれも、目白通りを高架で跨(また)ぎます。
黄色い高速道路の線が消えているところは、地下に入る部分です。4本のランプはいずれも東映通りの北で地下に入りますが、関越→外環のランプだけは、東映通りをくぐったあと再び地上に顔を出し、三原台中学校の校庭南端のあたりまでオープンな構造が続きます。料金所が設置されることになっているためで、この部分は蓋かけもありません。
灰色の線は、一般道になります。目白通りインターチェンジの二つのランプの間から始まっているように見える一般道は、2車線の外環の2(外環地上部街路)です。外環の2は東映通りと交差点を作り、三原台中の南付近から二股に分かれますが、さらに南側、前原交差点で一つになります。そして、外環道のさらに外側に、地先のアクセスを担保するための生活道路が配置されています。
東映通りの南側は、高速道路は大半が地下に潜ります。他方、東映通りの北側は高速道路部分が複雑に絡み合い、大がかりな立体構造を造ることになります。高速道路部分があるため東西両側には厚めの環境施設帯が設けられますが、それにしても、環境や景観も含め地域への負荷は小さくないと危惧されます。
環境施設帯の西側部分は、すでに大半が姿を消した八の釜憩いの森の代償措置としても位置付けられています。八の釜の湧水源は現在の場所に保全できると言っていますが、水辺環境も含め、その在り方は不透明なままです。
大泉ジャンク所何周辺地域は、いよいよこれから、ランプ本体も含めた大規模な工事が本格化します。工事中から工事後の地域への影響をしっかりとチェックするとともに、環境施設帯をはじめとして、取り扱いが定まっていない数々の課題についても積極的に議論を始めるべき時期です。

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