2016年に実施された「みどりの実態調査」結果の速報が、先日の区議会環境まちづくり委員会で報告されました。この実態調査は、<みどりを愛し守りはぐくむ条例>が区に義務付けているもので、5年に1回のペースで行われています。
速報ではごく総括的な数字しか公表されていませんが、練馬の緑は、確実に――しかも、ピッチを上げて減り続けています。練馬区の総面積は4,816ha。そのうち「緑被地」、つまり緑に覆われた部分は1,160ha。緑被率は24.1%でした。5年前は25.4%、この5年間で1.3%の減少です。その前の5年間の減少は0.7%でした。練馬の緑は、減少が止まらないばかりか、速度を上げて減り続けています。重い数字です。
緑の内訳は、グラフのようになっています。練馬の緑の特徴は、よく知られるように、民有地の緑が圧倒的に大きなウェイトを占めていることです。失うは易く、守り残すは難し。区政と区民を挙げて、緑を大切にする意志と方針を持ち得ているか。実態調査のきびしい結果は、あらためてこの問いを突き付けています。
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