久しぶりに、水樹ユキさんの歌を聴きに行きました。ウナ・カンツォーネという、四谷にある小さなライブハウス。水樹さんは、こうしたライブスポットを中心にシャンソンを歌い続けています。
実は、水樹さんはもともと練馬に住んでいて、どちらも子どもをつつじ保育園に預けていたことが縁で知り合うことになりました。最初は彼女が歌をうたっていることは知らなかったのですが、あるホームパーティーでその歌を聞き、潤いのある歌声にとても魅かれ、もう4年ほど前になりますが、市民の声ねりまでとうとうコンサートも開催しました。被爆者との出会いを大切にしてきたその姿勢、平和や自由を願うメッセージを込めた選曲はとても魅力的でした。
➠2005.11.3 「歌」の力
その水樹さんの、今日はバースデーコンサート。「ルイ・アラゴンに寄せて」というテーマを添えた2時間弱、温かい時間でした。その中で知った、アラゴンの言葉。
教えるとは 希望を語ること
学ぶとは 誠実を胸にきざむこと
「ストラスブール大学」という詩の一節ですが、すてきな言葉です。
会場には、「布川事件」で無期懲役の判決を受け、つい先日、最高裁で再審開始が確定した桜井昌司さんも見えていました。そう、水樹さんは、この桜井さんを支援するメッセージも発し続けていたのです。4年前のコンサートの時、ちょうど、地裁で再審の決定が出された直後で、その話も詳しく聞かせてくれたのでした。
4年をかけて、再審が確定した今、水樹さんもとても嬉しそうでした。彼女らしい、素敵なバースデーでしたね…。
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