耐震診断を実施していなかった区立の小規模児童施設の中に耐震性に問題のある建物がいくつも確認されたことは、19日のこのブログでご報告しました。
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中でも耐震上の問題が大きないくつかの施設は年内に使用中止となるところまでは議会でも報告があったのですが、具体的にどの施設をどうするのか、その後に確認できた内容を以下に記します。本来なら、区のホームページのすぐわかるところにきちんと出すべきですが、いまだに出ません。当該の施設の利用者やその施設のある学校関係者にはお知らせが出たようですが、これは、もはや全区的な問題です。とりわけ学童クラブも保育園も、今、新年度の入会・入園募集をしているところです。
何しろ急な話、突然の引っ越し、子どもたちにとっては大きな環境の変化です。これからまだまだ混乱が続くでしょう。所管の部署には、くれぐれもしっかりと対応してもらいたいと思います。
①耐震診断が実施されておらず、今回、耐震上の問題が確認された施設
光が丘保育園
●「増築部分の一部で耐震性に課題があることが分かり、耐震補強工事の検討を始めました」。「補強工事完了までは一部の仕様を中止する必要」
●12/29、1歳児保育室を本棟内に移転。H24年度中に設計、H25年度に耐震補強工事
●新規募集中止、転園受入中止。在園児の転園募集受け付け
谷原小学童クラブ
●「耐震診断の速報として、耐震性が基準を下回ることが見込まれることが判明」
●H25.1.5-6で西校舎1階旧図書室に移転。H26.3には、新校舎内の学童クラブ室へ
大泉第三小学童クラブ
●「耐震診断の速報として、耐震性が基準を下回ることが見込まれることが判明」
●12/22北校舎1階会議室に移転。校舎内での運営は「平成26年3月までになる」
●「現施設での耐震補強工事の可能性に加え、学童クラブ室の場所を校庭内の他の場所に移転、設置(新設)することも視野に入れて検討しております」
大泉西小学童クラブ
●「耐震診断の速報として、耐震性が基準を下回ることが見込まれることが判明」
●12/22校舎3階視聴覚室に移転。校舎内での運営は「平成26年3月までになる」
●「現施設での耐震補強工事の可能性に加え、学童クラブ室の場所を校庭内の他の場所に移転、設置(新設)することも視野に入れて検討しております」
南が丘小学童クラブ
●「耐震性が基準をわずかに下回ることが明らかになりましたので、耐震補強工事を実施いたします」
●工事12/22-12/24
②｢仮設｣で建築されていた区立施設
開進第一小
●コンピュータ室 「構造に関する法の規定を満たさない項目がある」 H25年度中に校舎内に移転。印刷室等は「コンピュータ室等を移転した後、早期に校舎内に移転」
関北小(図書室・コンピュータ室等)
●「解消」(除却し違法状態を終えるすること)に合わせ移転。「構造に関する法の規定を全て満たしている」
大泉東小(特別支援教室)
●「解消」に合わせ移転
●「構造に関する法の規定を満たさない項目がある」➡「定期的な点検を実施するとともに、必要な対応を図ってまいります」
石神井小第二学童クラブ
●「耐震等の安全性に関しては建築基準法の構造等に関する規定を満たしている」
●「仮設建築物として建築されておりますので、今後の対応については、来年1月に策定する『区立施設建築安全基本方針』の中で、区としてまとめていく予定です」
練馬小学童クラブ
●「構造に関する建築基準法の規定を満たさない項目があり、今後定期的な点検を実施するとともに、必要な改修等を検討する必要がある」
●「今後の対応については、来年1月に策定する『区立施設建築安全基本方針』の中で、区としてまとめていく予定であります」
③建築基準法の計画通知、完了検査がいずれも行われていることが確認できなかった施設
練馬東小学童クラブ、早宮小学童クラブ
●「構造に関する建築基準法の規定を満たさない項目があり、今後定期的な点検を実施するとともに、必要な改修等を検討する必要がある」
●「今後の対応については、来年1月に策定する『区立施設建築安全基本方針』の中で、区としてまとめていく予定であります」
石神井小学童クラブ
●「耐震等の安全性に関しては建築基準法の構造等に関する規定を満たしている」
●「確認済証および検査済証を取得しておらずに建設・使用されております」
●「今後の対応については、来年1月に策定する『区立施設建築安全基本方針』の中で、区としてまとめていく予定であります」
「 」内はいずれも区が出した文書からの引用です。また、ここにはありませんが、光が丘の植物園はすでに20日から｢当分の間、休園｣となっています。光が丘児童館の「ぴよぴよ」を実施していた建物(旧・学童クラブ室)も利用を中止しており、ぴよぴよは児童館内の一室を使って続けられています。
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