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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

図書館の「委託」計画

 昨日7日は区議会の文教委員会。図書館カウンター業務の「委託」にむけて、11月21日号の区報で委託業者の募集を始めるという「報告」がありました。
 私は、正直、怒りました。委託をやめてほしいという区民の陳情の審査の途中なのに、なぜ“見切り発車”のように公募に入るのか。議会軽視もはなはだしい、ときつい調子で発言せずにはいられませんでした。委員会は、この問題は大切だから、早期に審査をして結論を出そう、とずっと言ってきました。9月の委員会でかなり突っ込んだ議論をし、次回審査の時には一定の結論を出せるだろう、出すべきだと私だけでなく多くの委員が思っていたはずです。たとえば次回、11月末の委員会での審査を待ってから公募に入るくらいの節度、慎重さ、議会と区民陳情への謙虚さが、なぜ、教育委員会にはなかったのでしょうか。
 8月に、私は、区が考えている委託に向けたスケジュールを確認しました。そのとき光が丘図書館長は、「おおむね年内には区としての方針を決めて、委託業者の選定等に入りたいというふうに考えております。」と答弁したのです。私は、この答弁、このスケジュールを尊重しようと思いました。それは、区の行政権限に対する一つの敬意であり、配慮でもありました。しかし、「おおむね年内に」であれば、次回の委員会までどうして待てないことがあるでしょう。
 結局、正副委員長の意向もあり、11月24日に陳情審査を行うが、審査に先んじての公募もやむをえないということで了承しました。私も残念ですが、陳情の審査が終わらぬ先に手続きが進んでしまう事態に、陳情した皆さんもきっとほぞをかむ思いをしたのではないでしょうか。

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