Access
池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

区長選での「政策」から ~④公開質問に答えて(その1)~

 区長選に際して、3つの団体の皆さんから「公開質問状」を頂きました。それぞれのテーマに日頃取り組んでいらっしゃる皆さんが、それぞれの視点と問題意識に照らして候補者の政策や考え方を問う手段として、こうした公開質問は大切な手段です。また、そのやり取りが公開されれば、有権者が判断する材料を豊かにするものともなります。できるだけ誠実にお答えしなければと思っているところですが、実際には、選挙期間中に入って質問書を頂くケースなどもあり、しっかりとしたお答えができなかったり、あるいはお答えが間に合わなかったケースも出てしまいました。不手際、不十分な対応をお詫びするとともに、選挙の記録の一つとしてお出しした回答を紹介しておきたいと思います。
 まずは、練馬区保育問題協議会から頂いた、「保育施策に関する公開質問状」です。私が選んだ項目は赤の色を付けています。なお、自由記入欄もあったのですが、記入するいとまがありませんでした。

保育施策に関する公開質問状
1、練馬区では保育所の待機児が大変多く、一刻も早い待機児の解消が求められています。一方、保護者は子どもに、質の高い保育を受けさせたいと望んでいます。貴候補の待機児解消策について、お考えに近いものを一つお選び下さい。
・認可外保育施設を増設し、待機児解消を図る。
・認可外保育施設を中心に増設し、必要があれば認可保育所も増設して、待機児解消を図る。
・認可保育施設を増設し、待機児解消を図る。
・認可保育施設を中心に増設し、必要があれば認可外保育所も増設して、待機児解消を図る。

2、練馬区では学童保育の待機児も大変多く、一刻も早い待機児の解消が求められています。また、保護者は、現在練馬区が提供している質の高い学童保育の存続と拡充を望んでいます。貴候補の学童保育の待機児解消策について、お考えに近いものを一つお選び下さい。
・現行の練馬区基準に基づいた学童保育施設は段階的に縮小し、全児童対策事業(ひろば事業)を拡充し、待機児解消を図る。
・現行の練馬区基準に基づいた学童保育施設は維持しつつ、全児童対策事業(ひろば事業)を拡充し、待機児解消を図る。
・現行の練馬区基準に基づいた学童保育施設を増設し、待機児解消を図る。

3、「子ども子育て支援新制度」の施行により保育制度が2015年に大幅に変更される予定になっています。私たちは制度変更が行われても、練馬区の保育水準(施設基準や職員配置基準)は引き下げてはならないと考えています。貴候補の新制度施行後の保育水準について、お考えに近いものを一つお選び下さい。
・関係諸機関(国や東京都)の動向によっては現行の練馬区の運営基準を緩和し、保育所や学童保育を運営する。
・現行の練馬区の保育所や学童保育の運営基準は維持する。
・最低でも現行の練馬区の保育所や学童保育の運営基準は維持し、さらに基準を引き上げるため努力する。

4、「子ども子育て支援新制度」の施行後も保育施設の利用料(保育料)負担の増額はせず、現行制度の考え方(応能負担)に基づいた保護者にも利用しやすい料金制度が重要と考えますが、今後、保育所利用料や学童保育利用料について、貴候補のお考えに近いものを一つお選び下さい。
・利用料(保育料)について見直し、結果として利用料の負担増もやむを得ない。
・利用料(保育料)について見直しは行わず、利用料は現状を維持して行く。
・現行の練馬区の利用料(保育料)について見直し、利用料軽減に向け関係諸機関に働きかけて行く。

5、区立の保育施設の運営を他の事業者に変更すること(運営委託や廃園民営化)は施設を利用する子どもや保護者に多大な負担を強いるため、行うべきでないと考えます。今後、区立保育施設の運営について、貴候補のお考えに近いものを一つお選び下さい。
・区立保育施設の運営を他の事業者に変更すること(運営委託や廃園民営化)もやむを得ない。
・区立保育施設の運営については、直営施設の運営を維持し、運営を他の事業者に変更すること(運営委託や廃園民営化)はしない。

コメント