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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

区長選での「政策」から ~③青年会議所討論会(その3)~

 青年会議所主催の公開討論会に向けて、主催者の事前質問に応じて用意した回答の続き(最終回)です。今回は、まちづくり、若い世代のこと、そして防災です。

Q.練馬区は東京のベットタウンとして、都心部の他の区と異なり住宅街の役割を担っている現状があります。それは一方で、高層住宅の老朽問題や社会構成人員の高齢化といった課題を有しているとも言えます。練馬区の「まち」の環境をより魅力的なものとするためにはどのような対応策が必要でしょうか?目指すべき街づくり像を交え、そのビジョンをお聞かせ下さい。
●みどりや水辺など近傍の自然環境に恵まれた住宅地としての基本的な性格を大切にしたまちづくりの中で、若い世代の流出を押さえ、世代を超えたコミュニティが成熟していくよう、施策を検討します。
●高齢化は練馬にとどまらず普遍性の高いテーマですが、特に独居世帯、高齢のみ世帯が増えている中で、地域の支え合いやコミュニティの再生に取り組みます。
●また、若い世代が住み続けることができない、あるいは住み続けることを望まない理由は子育て支援施策のあり方、家賃助成など住宅支援の状況など様々であり、それらに目配りをした施策を検討します。
●練馬には、石神井公園周辺や豊島園地区など、個性あるエリアがいくつもあり、それらの個性を生かした練馬の顔づくりに取り組みます。

Q.全国的に問題となっている若年層の投票率低下について、これからの社会を担う層にはもっと政治に興味を持ってもらう必要があると思います。区長になった暁には、特に二十代から三十代の世代に向けて、どのように訴えかけて行きますか?政策なども含めてお聞かせください。
●施策や事業の提案、企画・立案もふくめ、思い切って若い世代のイニシアティブを促していきたいと思っています。と同時に、若い世代がアクセスしづらい、あるいは身近に感じづらい区や区議会のあり方についても、積極的に見直しをしていきます。
●町会・自治会等だけでなく、直接、若い世代と対話をする(仮称)若者会議を設置します。
●選挙も含め政治を身近なものと感じてもらえるよう、インターネット・ツールを駆使した区政運営、積極的なパブリシティ(広報)の展開に心がけます。

Q.3年前の東日本大震災以来、災害に対する区民の意識が高まっています。安全・安心のまちづくりのため、あなたはどのような対策を進めるべきとお考えですか?予算や期限のことを含めた意見をお聞かせ下さい。
●建物の大規模な不燃化、あるいは大がかりなまちの再構成は、時間も経費の面からも、大変長い時間と大きな努力を要する課題です。これらについては、都や国とも連携してしっかり進めていきますが、基礎自治体らしいより細やかで身近な取り組みも多々ありうると思います。
●たとえば、家具転倒防止助成の拡充、要援護者支援のシステムづくり、家庭における備蓄支援、高層住宅における対策づくりの支援など。これらは、ソフトに比重を置いたものが多く、区民と区との協力の取り組みで進めることが十分に可能です。
●それ以外にも、とくに、ハンディのある方の避難の体制にはまだまだ課題が多くあります。避難拠点となる学校の施設面、人的体制の面での点検は喫緊の課題です。
●「防災」は、ある意味で地域の力が試される課題です。広く地域のコミュニティづくりなどに取り組む中で、総合的な視野から災害に強いまちづくりを進めていきます。

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