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区長は、議会で何を語るか

 6月3日、記者懇談会での区長の発言が波紋を広げています。新聞報道を受けて、前々回の医療高齢者等特別委員会(8日)でこの発言が取り上げられ、私の方からは区長の出席を要請すべきという提案もし、各会派から厳しい指摘が相次ぐなか、正副委員長が預かった形になってこの日は終わりました。

 3日の区長発言、8日の医療特の様子については、サンケイのWeb版が詳しく報じています➠ こちらから

 続く11日の医療特では、「20日の医療特で懇談会の記録を提出する。その内容を踏まえて対応を検討する」という方向が委員長から示され、医療特への区長招へいは今のところペンディングになっています。ただ、いずれにしても、どこかの場で議会に対して区長が自ら発言について説明・釈明せざるを得ないということは、すべての会派の共通認識となっているようです。
 議会は、今週の金曜日22日までです。おおやけの日程としては、明日が常任委員会、あさってが特別委員会、22日が議会運営委員会から本会議となっています。区長が議会外での発言について説明・釈明を求められるのは異例なことです。それほど大きな問題をはらんだ発言であったということです。

 さて、問題の発言です。伝えられる限り、区長は「日大と同等の機能」はもともと無理だったという認識を繰り返しています。しかも、そもそものはじめからそういう認識を持っていたとも語っています。にもかかわらず、あえてそのことを言わなかった。議会でも、区民説明会でも、年内はもちろん年が明けてからも、「無理」だとは言わなかった。それは、区民が混乱するからだ…。
 これって、嘘をついたということでしょう? 繰り返し約束されたにもかかわらず約束した当人は端から信じていなかったとすれば、それは「嘘」というものです。発言が事実であれば、区長は、わかっていて、意図して区民や議会をだましたということになります。公募選定から引き継ぎまで、この「嘘」を前提にさんざん議論をし、言葉を重ねてきた過程はいったい何だったのか? 「同等などと考えるのは素人だ」とも言ったとか…。ここまで来ると、もう何をかいわんやです。
 区長は本当は何を語ったのか。20日には明らかになります。その発言がどういう意味を持つのか、区長は何を問われるべきなのか、そして議会はどうけじめをつけるのか。22日の最終日に向けて、ぜひ注目してください。

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