区政改革に 一歩前へ
議員として11年、最初に区議会議員選挙に挑戦してから20年を超す日々、私はずっと練馬の区政を見つめてきました。いつも、この人、あの人のお顔と姿、思いと願いを心に刻みながら、力を尽くしてきました。一人の議員の努力です。かなわぬこと、実らぬ努力も少なくありませんでしたが、たくさんの皆さまのお力をいただいて恥ずかしくない議員活動を進めてこられたと感じています。
しかし、区政はよくなりません。それどころか、行き詰まり、行き迷っています。
違法建築問題は区の組織の中で法令順守意識(コンプライアンス)がどれほど色あせていたかをまざまざと明るみに出しました。「行革」や「委託化」のなかで、区政の中から区民のくらしに対する共感は少しずつ、確実に失われていきました。道路事業をてことした開発型のまちづくりの中で、みどりや農地は見る見る失われようとしています。
私たちのまち・練馬は、大きな岐路に立っています。どんな未来を描くのか。次の世代に、どんな練馬を残すのか。70万の区民が、老いも若きも輝ける、自治とコミュニティは育つのか。
変わろう、練馬。 変えよう、区政。
大切なものを 大切に
大きな声で、こう叫びたい毎日です。
志村豊志郎区長の急逝を受け、4月20日に次の区長を選ぶ選挙が行われることになりました。私は、一歩前に出て、この区長選に立候補する決意を固めました。区長となれば、議員と違った姿勢、視点、努力が必ず求められます。自分がその任に堪えうるか、私自身、迷うところも多々ありました。区政の転換めざし幅広い力を結集するために、他に適任者がいらっしゃればとも、ずっと考え続けてきました。しかし、親しい方、関係者の方々とお話をする中で、自分にやれること、やるべきことがあると思うに至りました。
時間が刻々と過ぎていく中での、ぎりぎりの決断です。今後も、区政の転換を願う皆さんと広く、また柔軟に連携する努力を重ねながら、しっかりとした区長選挙を戦うために準備を始めます。皆さまのご理解とご支援を、心からお願い申し上げます。
注記 練馬区長選挙・区議会議員補欠選挙は4月13日告示、20日投票です
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