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光が丘植物園、年内で公開停止 ~「仮設」建物は解体へ~

 区立施設のなかに「仮設」許可で建築された建物が8つあることは、「仮設」建物の存在自体を区が隠そうとしたことも含め、このブログでも繰り返し触れてきました。その8つの建物をどうするのか。議会でも、具体的な議論が始まりました。
 8つの建物をあらためて確認しておくと、次の通りです。
①花とみどりの相談所併設の温室植物園
②光が丘自転車駐車場
③練馬小学童クラブ
④石神井小第二学童クラブ
⑤開進第一小学校(コンピュータ室棟)
⑥開進第一小学校(更衣室棟)
⑦関町北小学校(図書室・コンピュータ室)
⑧大泉東小学校(特別支援教室棟)

 これらの建物については、区として最終的な取り扱いについては明示しないまま「建築基準法適合性の確認調査」を行ってきましたが、今日の環境まちづくり委員会で、その調査報告と合わせ今後の対応についての方向性が示されました。それによると

■①と⑤は「構造に関する法の規定を満たさない項目が複数」ある。そのため、①は年内に一般公開停止、⑤は来年度中に移転などの対応を行う
■③⑧については、一部「法の規定を満たさない項目」があるため点検・改修を行う
■8施設すべてについて、「着実に解消する」

 「解消する」というのは、解体・撤去するという意味です。つまり、これら8つの「仮設」施設は、構造上の問題の有無にかかわらず、いずれは撤去です。いつ撤去なのか、撤去される場合にその機能はどう保証されるのか。この点は、今日のところは明確な答えはありませんでした。ただ、植物園については、事業本部長は「残したい」「残す」ということは決して言いませんでした。廃止が選択肢に入っていることは間違いないでしょう。建て替えとなれば多額の費用がかかる施設であることは確かであり、区として深く悩んだとしても不思議ではありませんが、もとはと言えば区の計画事業として鳴り物入りで建設された施設です。区民にとってどうだったのか。この基本に立って、しっかりと議論をしていきたいと思います。

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