「仮設」建物で、区はどう答えて来たか

 「仮設」建築物の取り扱いについては、区議会でも繰り返し質疑をしてきました。その中で、二つのやり取りを採録しておきます。まず、2月29日の予算特別委員会から。

池尻 …光が丘にある植物園については、仮設の許可が出ていることを、施設管理課から資料をいただいて、確認しております。他の仮設の建物も含めて、仮設の状態をどのように整理していくのか、適法性を回復するのかということは、非常に難しいけれども、喫緊の課題であるだろうと思います。
 私としては、これは本当に大変ではありますけれども、区民の福利やサービスの低下につながらない形で、全力で解決していただきたい。これはもう本当に区のコンプライアンスの基本にかかわって出てきた問題ですから、ぜひそうやっていただきたい。ここはぜひ区長のお言葉をいただいて、終わりたいと思います。
副区長 私どもとして、今回、このような事態を招いたことを重く受けとめ、そして、区民の福祉向上の視点や福祉の維持の視点で、どのように適法にできるか。これは全庁を挙げて取り組んでまいります。

 「区民の福祉の向上、維持の視点で」対処する。「仮設」の後始末のために、区民にしわ寄せがいくことはないと、そういう答弁です。
 もうひとつ、こちらは3月6日の企画総務委員会。「仮設」建物の安全確保も含めた対応を聞いたものです。

池尻 今日の段階で、具体的にこの施設はどうする、こうするということについてはお聞きできなくてもやむを得ないと思っているのですが、挙がっている施設は、学童クラブが2つ、あと学校、それから駐輪場、植物園ということで、区民の方、あるいは子どもたちも含めて、非常に利用が多い施設でもありますから、安全性の問題、それから広い意味での適法性の問題、基本的には施設の必要性は明らかだと思いますので、施設をどうやって維持・存続させるかということも含めて、課題は多々あろうかと思います。
 そういう点で、仮設の8つの施設は、一律に言えないかもしれませんけれども、今後、どういう方向なり、どういう姿勢で区として対応方、図ろうとお考えかということをお聞かせいただければと思います。

施設管理課長 今回は仮設ということで申請してつくっておりますけれども、私の方で確認させてもらいました点について、まず、8棟とも、すべて新耐震で建設されているというところでございます。あと、二つの学童クラブにつきましては軽量鉄鋼で、ブレース構造という、図面で確認させてもらったのですけれども、バランスよく配置されていて構造的に問題はないと感じられました。それと、学校と、花とみどりの植物園につきましては、基準法の定期点検を行って、適切な維持管理、特に構造的な指摘もございませんでした。光が丘自転車駐車場につきましては、本設と同様な仕様で建設されているのを確認させていただいております。
 現場を回らせてもらいましたけれども、全体的に良好な状態が維持されているということと、構造的に問題が見受けられるものはございませんでした。以上のことから、この8棟については、現段階においては安全であると考えております。

 「安全である」と、あの時は答弁していたのです。しかし、実際には少なくとも2つの施設(植物園と開新第一小)は使用をためらわれるほどの問題があったということになります。場当たり的な方針とその場しのぎの対応は、もうおしまいにしたいものです。

|2012-12-19T15:36:00+09:002012年12月19日|コメントはありません

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