練馬での「派遣村」

 昨日今日と、「派遣村」の“村民”が移動してきている区内石神井学園の体育館を訪ねました。引っ越し2日目の昨日は、さすがに現場はまだ混乱という感じでしたが、今日は27人が生活保護を申請するなど、新しい動きがありました。定住先がない場合は現の居住地を管轄する福祉事務所に保護申請するルールになっており、今回は石神井総合福祉事務所が管轄することになります。一気に多数の申請を受ける現場の混乱・負担も生半可なものではないでしょうが、しかし、とにかく生保に頼らなければ13日以降の生活がまったく見えないという当事者の思いははるかに痛切でしょう。
 それにしても、越年のために講堂を開放するという異例の対応をとった厚生労働省、そして12日と期限を切ってこの緊急対策を始めた都は、13日になったらどうするのでしょう? 仕事も決まらない、生保の決定も出ない、もちろん住む場所もない…路上に出ろと言うのでしょうか? まさかそんなことはしないと信じますが、しかし、気がかりです。
一方で練馬区は、今日の集団申請で、もはや「派遣村」の対応は都の仕事とは言っておられなくなりました。どう支援するのか。生保の運用はどうするのか。「派遣村」の“村民”に登録しなかった人たちのことはどうするのか。これまでの事業や制度の枠組みで足りるのか。
 もともとは「区にはいっさい迷惑(?)をかけない」という話で始まったらしい今回の動きですが、しかし、今さら愚痴をこぼしても始まらない。生保の申請に真剣に答えることはもちろんですが、国や都に、責任を持って対策を取るよう求めていくこともふくめ、立派に仕事をする練馬区であってほしいと願います。

 なお、「派遣村」から都が用意した施設に移動した人数は、昨日の夕方時点で京華スクエア80、十思スクエア74、石神井学園138、なぎさ寮13とのことです。

|2009-01-07T18:24:00+09:002009年1月7日|コメントはありません

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