付き添いはなぜ? ~決算審査から~

 決算審査の日程では、各款ごとの質疑の最後に「全款補充質疑」の日が一日、置かれます。決算全体を通して聞きたいことを聞いてよい、という日です。私は、特別支援教育と個人情報保護について聞きました。
 特別支援学級に通う子どもたちの中で、通学時に保護者が付き添っているケースがどのくらいあるか、担当課に調査をしてもらいました。なんと、小学校の場合、低学年はほぼ全員、全体でも2/3が付き添いあり。区の通学介助サービスを利用している方も増えているようですが、それでもかなりの保護者が毎日の登下校に付き添っているそうです。また、通常の学級に籍を置いている子どもたちの中にも、障害があって登下校時や学校内の移動などの介助のために保護者が付き添っているケースが50人以上、あります。
 こうしたことを踏まえ、「日常的な通学や学校内の介助という、就学権の基本に関わる点で保護者に大きく依存した状態をどう考えるか」と聞きました。教育委員会の答弁は、「大変なご負担をおかけしている」とは認めたうえで、「総体として(特別支援教育の)充実を図っていく中で、そういう保護者のご負担というものも減らしていきたい」(学校教育部長)というものでした。
 改善したい、改善すべきと認めてくれたのは一歩前進。でも、一般的に特別支援教育の充実の一環、と言われると、ちょっと違うという感じですね。同じ公教育、義務教育でありながら、障害があるというそれだけの理由で保護者が付き添いを求められる事態は、一つ間違えば、障害者に対する差別的取り扱いと言われかねない問題です。真剣に取り組んでもらいたいものです。

 8日間の質疑を終えて、15日、決算に対する各会派の意見表明を受けて議決が行われました。自民、公明、民主クラブが全決算に賛成、私も含め他の会派が一般会計、介護保険会計、国民健康保険会計の3つに反対し、採決の結果、全決算が認定されました。
 これで、今定例会は最終日の本会議を残すだけとなりました。寒いほどの朝、季節はまた進んで、1か月にわたる議会も間もなく閉幕です。

|2008-10-16T14:06:00+09:002008年10月16日|コメントはありません

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